人との縁で、運を繋げる。子ども達と過ごした現場経験を糧に、運営部へとキャリアチェンジ。

「対応力」と「実行力」

発達障がい児童の事業所に所属して、1年後に店舗管理者へ。管理者に任命いただいたことは、僕にとっての初の「役職」であり、大きな転機となったのは間違いありません。経験値として、管理職になって良かったと思うことが２点あります。

まず1点目は「対応力」。児童分野の事業所配属の頃は、それこそ大小様々なトラブルを経験しました。そんな中でも、周囲の皆さんが経験豊かな先輩たちばかりで。未熟な僕が相談した際も、ケースバイケースで想定できるあらゆる視点に立った的確なアドバイスを伝授いただき、かなり心強かったのを記憶しています。

2点目は「実行力」。本部運営部から新しい取り組み要請が来た時は「どうやったら汎用性高く、利便性・コスパ・スピードを担保しつつ、周囲を巻き込みながら実現できるのか？」、常に目の前の命題に挑戦することを、体感として教わりました。大幅な修正案が入った際も、拡大・展開して行かなくてはならない。これは運営部配属になった現在、目の前の課題として益々現実味を帯びています。

経験を強みに、心機一転
改めての「ゼロスタート」

とはいえ今の僕の立場は運営部に転属したばかり。また再度、ゼロスタートの立ち返って仕事に奔走しています。先輩に帯同しながら、まさに「メモばかり取る毎日」、です（笑）。
正直言うと、この先も子ども達と『汗と笑顔の毎日』に勤しむだろうと思ってましたし、「一緒にやりたい」と温めていたアイデアもありました。でも、運営部へと背中を後押してくれたのも、数年間の現場での子ども達との日々があったから。これからは事業所やエリアを越え、また違う形で、未来ある子ども達、そのご家族を支えたいと思います。

放デイ勤務時、子ども達との外出レクの一コマ

創作レクをサポート

人との「縁」がもたらす「幸運」

いま自分がこの仕事に向き合っていることも、5年間の間で出会った子ども達やご家族、何かと支えられ、親身になって助言を頂いてきた先輩・上司との「縁」が大きいと思っています。人との縁があって、今の自分が活かされているなあ、と。

時々、放デイを卒業した子ども達が、中学・高校に進学しても顔を出してくれることがあります。「高校に受かったよ！」「大学に進学できるんだ」と報告をしてくれたり、「中学の勉強が難しい」と悩みを相談してくれることも。今だに頼ってくれることが心底嬉しくて。
実は来年、兼ねてから念願だった「児童発達支援管理責任者」資格を取得予定です。現在の所属は運営部ではありますが、どんな経験値も資格も、一つも無駄になることはない。人や環境に感謝しつつ、これからも形を変え、柔軟に成長していけたらと思っています。