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グローバルホーム 事業責任者

【スタッフインタビュー】“誰かのために”を原動力に——事業責任者のまなざし

「人の役に立ちたい」——そのシンプルだけど強い想いを胸に、事業責任者として日々現場と向き合うMさん。ご利用者様やスタッフの声に耳を傾けながら、より良い環境づくりに力を注いでいます。Mさんが語る、仕事への想いとこれからの展望に迫ります。

【スタッフインタビュー】“誰かのために”を原動力に——事業責任者のまなざし
  • M
    M
    事業責任者
    グローバルホーム事業の責任者。プライベートではオンライン将棋などの趣味を楽しみながら、家族との時間も大切にしたいと考えている。SFや宇宙への興味があり、火星移住に夢を抱くなどのロマン溢れる一面も。

Mさんは以前、NPOで若者の自立支援に携わっていたと伺いました。そうしたご経験の中で、グループホームに興味を持ち転職を決意された理由について教えていただけますか?

Mさん

前職では、ひきこもりやニート状態にある若者の自立支援を行うNPO法人に所属していました。NPO法人は、社会課題の解決を目的として活動していますが、団体を継続していくための経営は非常に難しいと感じています。支援活動と収益の両立が難しく、営利と結びつかないことが多く、安定した収入を得ることが難しいのが現状です。そうした支援と経営のバランスを取ることが、NPO法人では特に難しいと感じていました。

その点、民間企業が運営するグループホーム事業は、安定した収入が見込めるため経営面でも継続しやすく、興味を持つようになりました。

若者の自立支援に携わっていたとのことですが、具体的にはどのような支援をされていたのでしょうか?

Mさん

支援させていただいていた方々は、いわゆる就労支援のような段階ではなく、本当に何十年も部屋から出てこないような深刻なひきこもり状態の方々でした。たとえば、もう使っていないビデオデッキのカセットテープを部屋に大量に積み上げていて、「やることがないから録画し続けて、いつか見るために残している」といった方もいました。部屋の状態もかなり過酷で、何年も洗っていないベッドシーツが敷かれていて、寝ていた部分以外が黄色く変色しているような状況でした。その他にも本当に様々なケースの方がおりました。

基本的には自立支援が中心でしたが、何かを強制的にやらせるということではなく、本人が楽しみながら気づいたら自然と行動できるようになっている――そんな体制が整っていたので、すごく面白く感じました。

採用担当

NPOで若者の自立支援に携わる前はどのようなお仕事をされていたんですか?

Mさん

その前には、芸能事務所でタレントのマネージャーをしていました。人の成長を見届けたりプロデュースする仕事に興味を持ち、上京してその道に進みました。

では、現在の仕事内容や特に今力を入れている業務などがあれば教えてください。

Mさん

そうですね、グループホーム事業の運営全般を担当しておりますが、法令遵守や実地指導への対応、人員基準の管理など、施設運営全般が現在の自分の主な担当業務だと思います。

会社全体や管轄されている事業部について、『うちってこういう特徴あるかもな!』と感じる部分があれば教えていただけますか?

Mさん

私はまだまだ「余白がある組織」だなと感じます!具体的に言うと「前例にとらわれない意思決定ができる」ということや「一人一人が創意工夫をこらせる」という点です。そういった点からご利用者様の受け入れに関しても多様性のある受け入れができているのは、会社の大きな特徴だと感じています。

ただその一方で、グループホーム事業部に関してはルールや体制がまだ整っていない部分も多く、そこがデメリットになっていると感じます。

最近では雇用契約書や条件通知書などの整備についても話し合いが進んでいて、改善の動きが出てきているのは良い傾向だと感じております。

私からするとご利用者様の受け入れに柔軟性があったり、Wi-Fiやテレビの設置など、他の事業者ではあまり考えないようなアイデアが出てくるのも面白いところです枠組みに囚われずに進化していけるという意味では、やりがいもありますし、楽しい部分でもありますね。

今後、管轄のグローバルホームに関してはどのようにしていきたいと考えていますか?

Mさん

今後さらに支援の質を上げていく必要があると感じています。

これまでの支援は、障害福祉サービスの枠内で完結していることが多く、A型事業所・B型事業所や医療機関との連携はあるものの、地域住民や民間事業所との関わりは少ないのが現状です。そのため、グループホームの中だけで課題を抱えすぎてしまっている部分があると感じています。

ご利用者様と職員の関係が閉じた構図になりがちなので、地域との関わりを増やし、活動の場を広げることで、ご利用者様が外のコミュニティに参加できるような環境を整えていきたいです。そうすることで、ご利用者様の目もより外に向くようになり、自分の役割や存在意義を感じられるようになると思います。

ご利用者様が繋がれるコミュニティを広げ、支援の質を高めていけるように推進していくつもりです!

今後の目標を教えて下さい!

Mさん

まずは事業の成長を加速させたいと考えています。

店舗数の拡大や売上の向上を目指していますが、現状ではその基盤となる体制が整えきれていないため、まずはその整備が必要だと感じています。特に、属人的なやり方から脱却し誰でも運営できるような業務の仕組みや配分を整えることで、管理者として活躍できる方の幅を広げ、現場に注力できる体制を作っていきたいです。

店舗拡大には、ロールモデルの大量生産という側面と、支援の質を高めるという側面の両輪があると思っています。前者はルール整備などが大変ですが、後者はさらに難易度が高く、地域との連携やコミュニティづくりなど、国の方針とも連動しながら進めていく必要があります。

その中で、私たちならではのオリジナリティを出しながら、ただ数を増やすだけでなく、ご利用者様に対して多方向から関わる支援を展開していきたいと考えています。年間2店舗のペースから、3〜5店舗へと拡大できるような体制づくりを目指しています。

最後に求職者さんにメッセージをお願いします。

Mさん

私達の会社は挑戦的な会社だと思っています。福祉の会社ではありますが、決まった型にはまっていないところが魅力で、そこにやりがいや働きがいを感じています。そういう柔軟さや可能性に興味がある方は、ぜひ応募してきてほしいですね!

裁量を持って働ける環境の中で、創意工夫を重ねながら事業部の基盤づくりに尽力されているMさん。会社に対する前向きな姿勢と、事業部への深い想いがインタビューから感じられました。今後は地域コミュニティとの関わりを通じて、より広い視点での展開を見据えた取り組みが期待されます。